株式会社ホムズ技研は、
整形外科領域の骨折治療に事業展開する
純国産医療機器メーカーです。
日本は世界に類をみない超高齢化社会であり、2060年には約40%(65歳以上)に達すると予想されております。
その中で整形外科の存在感は年々増しており、それに伴う我々ホムズ技研のビジネスにも様々な課題と可能性があります。
HOMSブランド設立後、さまざまな新製品を開発し性能の向上により競合他社との差別化を図り、その持続的イノベーションからHOMSブランドの認知度を上げる結果となりました。
高齢者骨折の主となる大腿骨近位部骨折は、高齢になるほど発生率が非常に高く年間20万人もの人が骨折しているとされています。
HOMS製品でも主力商品が大腿骨転子部骨折用のインプラントになり、これからの時代、これまで以上に必要とされるのは間違いありません。私たちと一緒に未来の扉を開けて前に進んでいきませんか。
骨接合材料とは、主に金属製(チタンやステンレス)のプレートやネジなどで、骨折部を固定する際に使われるインプラントを指します。骨折した骨を解剖学的整復位置に戻した後、固定する際に使用されます。 スクリューやプレート、髄内釘と呼ばれる骨髄内に挿入するインプラントなどさまざまな種類と形があり、骨折の状態や患者さまの環境から最適なインプラントを選択していただけます。手術により骨折部がインプラントで強固に固定された事で骨癒合を促します。患部の除痛はもとより早期リハビリが可能となり早期社会復帰に貢献します。
大腿骨頚部骨折
当社は全身の様々な骨折部位に対応できる、日本人の体格に合わせたインプラントを製造・販売している国産メーカーです。医師や看護師が使いやすいと感じて頂ける手術器械を提供しており、多くの信頼・評価を頂くようになりました。長年の経験から培った技術と高い品質基準に基づく製品づくりを継続的に取り組むことで、患者様に最適な治療を提供することを目指しています。
その他 製品
大腿骨転子部用髄内釘
鎖骨用ロッキングプレート
上腕骨近位部用髄内釘
上腕骨近位部プレート
大腿骨頚部用スクリュー
ワイヤリングシステム
足関節ロッキングプレート
埋没用圧迫スクリュー
大腿骨遠位部用髄内釘
大腿骨遠位部用プレート
最新の設備と高度な技術、信頼の人の手による作業との調和
自社工場は、白樺湖、蓼科高原、車山など観光資源を多く抱える八ヶ岳連峰の麓、標高1000m信州の豊かな自然の中に立地しています。
諏訪地域は豊富な水と澄んだ空気は精密機械の生産に適しており、近代以降は精密機械工業が盛んで「東洋のスイス」とも謳われています。
清々しい高原気候と八ヶ岳の恵み豊かな森に囲まれ、整理整頓の行き届いた全4棟の工場を構え、一人ひとりが快適にのびのび働ける環境で日夜ものづくりに勤しんでいます。
医療機器メーカーとしての社会的責任を果たすため、またHOMSブランドの信頼をより高めるため、自社工場だからこそできる厳しい品質管理体制の下での一貫生産による、生産性の向上及び安定化に取り組んでいます。
私たちの強み3本柱
加工からパッケージまですべての製品を一貫生産
材料/部品調達~複雑で3D曲面も含んだ金属加工~表面処理/研磨~組立~クリーンルーム内での専用パッケージングまで自社で完結しています。
生産プロセスを最適化するため「自社開発」の生産管理システムを導入
医療機器製造に関わる必要な要件と長年培ってきた生産ノウハウを、自社開発の生産管理システムに取り入れ、受注から出荷まで一元管理できる仕組みを構築しています。
多品種少量/短納期/高品質を維持できる生産体制
工場には50人以上のスタッフが在籍し、加工、組立、パッケージ、検査のプロ集団が連携を図りながら常に最大効率で生産を進めトラブルの未然回避を行なっています。
私たち本社工場は、チタン合金を始めステンレス、アルミなどの難切削材を、CNC自動旋盤や5軸マシニングセンタなどの高度な加工機を用いてインプラント及び手術器械の部品を約30,000個/月生産しております。 毎日、生産/出荷されていく多くのインプラント製品を見ると、この1つ1つがドクターの手から患者さまの体内に入り、早期治療に役立っているのだとしみじみ感じ、また、修繕のために工場に戻ってくる手術器械を修理/メンテナンスしていると、しっかり使われてくれたのだと、何人もの患者さまを助けたのだと嬉しくも感じております。
本社技術部と
東京デザインセンター
私たち技術部は、本社(長野県茅野市)と東京デザインセンター(東京都新宿区)に分かれ活動しております。 本社技術部では、製品の設計開発、製造技術、商品試験、特許管理、薬事申請、苦情解析、販促資材準備など多岐に渡る業務を分担して担当しております。
◎患者さまの治療に役立っているという実感を感じる時
手がけた製品は営業部門を通じて臨床使用の評価結果がフィードバックされます。医師や看護師、その関係者などから「手術がうまくいった」、「使いやすかった」、「操作が分かりやすかった」などの感想や、
営業マンの「すごいよかったです」などの感想を受けると開発時に苦労したことが報われ、やり続けてきて、本当によかったという達成感を得ることができます。
◎安全にオペで使える工具を出荷するための苦労や工夫
製品開発では、手術現場で何が求められ何が問題となるのか、その課題の解決方法は何なのか、安全に使用されるための注意点は何なのか、といったことを常に念頭におきながら設計開発を進めています。設計レビューでは、営業マンや医師の意見をあおいで、設計の具体性を高めていきます。
整形外科向け製品は3次元的で複雑な形状のものが多く、機械加工の難易度もかなり高いので、設計・製造・検査のスタッフが一丸となって、製品実現に取り組みます。ニーズの吸い上げ、設計から製造、販売までと自社で全てをこなすことができるものづくり体制が当社の強みです。
◎東京デザインセンター
東京デザインセンターでは専門のスタッフが、デザイン(意匠設計)、骨モデル化によるCAE解析、次世代製造技術を応用した製品の開発に鋭意取り組んでおります。
使用設備 | ||
---|---|---|
本社技術部 | エンジニアリングソフト | 3D-CAD:NX、iCAD MX レーザー式 3Dスキャナー(リバースエンジニアリング) |
強度試験機、分析装置 | 引張圧縮試験機、トルク試験機、疲労試験機、分析走査電子顕微鏡(SEM、EDS) デジタルマイクロスコープ、レーザー顕微鏡 | |
東京デザインセンター | エンジニアリングソフト | 3D-CAD:iCAD MX、Discovery CAE:ANSYS Mechanical ZedView(CT画像3Dデータ変換ソフト) |
強度試験機、分析装置 | 引張圧縮試験機、トルク試験機、実体顕微鏡 |
適正な在庫管理と迅速かつ正確な出荷、日々の手術器械のメンテナンス体制
首都に面しており、交通の便が良い神奈川県北部の相模原市に、当社製造の整形外科用インプラント及び手術器械のための物流センターを構えています。
医療機器販売・貸与業の許認可を取得しており、当社物流センターは、医薬品医療機器等法の遵守はもとよりQMSに適合した高品質な医療機器物流を実現しています。シリアル・ロット管理、有効期限管理はもちろんのこと、商品特性を理解したうえで、品質と安全に対し充分に配慮したオペレーションを行っています。
当社独自の物流システムにより、受発注及び在庫管理業務などの情報はすべてオンラインシステムにて、一元管理されており、物流センターを拠点に日本全国へスピーディに製品をお届けできる体制を整えています。